展示会施工・イベント企画なら株式会社トーガシ

processトーガシが選ばれる理由

施工から出展・来場誘致までトータルサポート!
コロナ禍の大規模展示会を成功に導く
「大阪MICE安全対策推進EXPO」の事例

来場誘致 施工

大阪MICE安全対策推進EXPO

2021年3月に2日間にわたって開催された「大阪MICE安全対策推進EXPO」。全国的にも珍しいMICEに特化した展示会です。国際見本市会場「インテックス大阪」を運営する一般財団法人 大阪国際経済振興センターは、コロナ禍において深刻なダメージを受けている大阪MICE業界の振興のため、展示会開催を企画。トーガシは、インテックス大阪様のパートナーとして施工から出展・来場誘致にいたるまで総合的にサポートしました。結果、出展数・来場者数ともに目標を大幅達成。ディレクターを担当した田口様と、当社社員の西脇・浜田・頼本との振り返りから、withコロナのイベント・展示会のあるべき姿が見えてきました。

――「大阪MICE安全対策推進EXPO」を開催しようと考えたきっかけを教えてください。

田口様
昨年は3月から6月に予定されていた展示会やイベントはすべて中止となり、7月から徐々に再開するも、その数は例年に比べて半分以下という状況でした。 そんな中、当財団として関西MICEに元気を与えたいという、中村理事長の熱い思いを受けたのが、私が所属する事業部でした。 ちょうど4年ほど前に施工作業中の安全管理をテーマに掲げた「インテックス大阪 安全大会」を企画し、過去3回、毎年8月に開催していましたが、これも昨年は見送ることにしました。そこで、安全大会を軸に感染症対策の要素をプラスすれば、この時期だからこそのイベントになるのではないかと考えたのです。

――開催にあたり、トーガシを選んだ理由は何ですか?

田口様
まず数社にご提案を頂きましたが、その中で我々の思いと提案内容が最も合致していたのがトーガシ様でした。加えて一昨年の安全大会で「優秀施工業者」としてインテックス大阪より表彰しておりましたし、基礎施工の品質や安全性には厚い信頼を寄せていました。加えて、我々だけではカバーできない出展や来場誘致といった営業面のサポートを提案時に盛り込んでいただいていたことが大きかったですね。後ほど話題に上がると思いますが、この部分についてトーガシさんにお願いしてよかったと思っています。
西脇
お話をいただいたのが、新型コロナウイルスの感染者数が再び増加に転じようとしていた11月末頃でしたので、当時は正直、例年の安全大会をベースにした小規模イベントのイメージでした。未来に向けた大規模展示会を立案されていると知ったときには驚きましたね。
田口様
当方も最初はここまで規模が膨らむとは思っていませんでした(笑)

「MICE業界全体が盛り返すきっかけにしたい」
全社を挙げた総力戦で熱い思いに応える

田口様
現在、新型コロナウイルスによってMICE業界は甚大なダメージを受けています。万博やIRなどのホットなトピックが集まる大阪のベイエリアに位置するインテックス大阪として、次のステップに向けてMICE業界全体が盛り返すきっかけを作りたいという思いは強かったです。
浜田
MICEに特化した展示会は全国的にも珍しいですよね。
田口様
会場にはイベント・展示会の下にさまざまな企業様が集まりますので、インテックス大阪だからこそできるという点に価値を見出しました。
西脇
役員の皆様からもお話をうかがいましたが、今回の展示会に対する熱量は凄まじかったです。携わらせていただくからには、全力を注がなければならない。そういった気持ちにさせてもらえました。

――トーガシにはどんなことをリクエストしましたか?

田口様
先ほども申し上げました通り、出展や来場誘致といった営業面のサポートを期待しておりました。吉田社長(トーガシ代表取締役社長)様のネットワークにも大変助けられましたね。
西脇
出展や来場誘致に関しては当社としてもほぼ未経験の領域でしたので、手探りの状態で始めました。代表以下、社内のネットワークを活用し、全社を挙げた総力戦で取り組めたことでご要望にお応えできたように思います。
浜田
MICE業界がイベントや展示会と密接に関わっているため、当社が日ごろから付き合いのある企業様が出展者や来場者にもなりえることから営業面のサポートに可能性を感じていました。とはいえ、やはりコロナ禍において、出展・来場ともに誘致は簡単ではありませんでした。出展について言えば、業績の落ち込みで宣伝広告費の捻出が厳しかったのかもしれません。
田口様
観光関連の出展は確かに少なかったですね。
浜田
一方で、ケータリングサービスの企業様が積極的に出展されていました。
田口様
コロナ以前のイベントや展示会では飲食スペースやキッチンカ―のある光景が日常でしたが、今では感染リスクとして敬遠されてしまっています。しかし、しっかりと対策を講じれば問題ないことをモデルケースとして提示したかったのです。

出展者数・来場者数ともに予想を上回る結果
感染症対策を徹底し、地道な誘致活動が実を結ぶ

――反響はいかがでしたか?

浜田
特に飲食業界の皆様は出展の機会に恵まれない状況が続いていますので、とても喜んでいただけましたよね。出展者様から御礼のメールも届いていました。
西脇
「感染症対策を万全にすれば開催できる。むしろ開催しなければならない」という手応えを出展者様には感じていただけたようです。
田口様
飲食業界の皆様をはじめ、次のイベントや展示会の開催を後押しする役割は果たせたように思います。

――開催に向け、苦労したことは何ですか?

西脇
出展誘致が進めば進むほど、出展者様に満足いただけるように来場者数を確保しなければなりませんので、ハードルが日に日に上がってプレッシャーを感じていました。コロナ禍において心配の声もありましたが、商談会やイベント・展示会でクラスターが発生した事例はなく、常時換気とマスク着用、ソーシャルディスタンスの徹底などで感染リスクは著しく低いのが実情です。日本経済の礎を築いてきた展示会の灯を消してはいけないという思いで誘致活動に勤しみました。
浜田
特別協力のダスキン様に館内各所の除菌をしていただくなど、感染症対策は万全だったと思います。

――集客はどうだったのでしょう?

田口様
3号館で130コマくらい埋めたいと思っていましたが、出展の募集を始めた頃に2度目の緊急事態宣言が発令され、当初の申し込みペースは鈍かったです。けれど、実施する感染症対策を丁寧に伝えながら誘致を続けると、結果的には予想を上回る200コマを超える出展に至りました。ただ、西脇様も仰っていましたように、これだけ多くの出展者様にお集まりいただいたにもかかわらず、来場者数が少ないと失敗ということになってしまいます。来場者誘致のハードルが一気に上がりました。
頼本
3月22日と23日が設営だったのですが、集客が心配で(笑)設営の合間も事務所に戻って電話で誘致していました。
田口様
当方も前日まで、中村理事長の号令のもと、全職員が一丸となって来場誘致の電話をしていました。開催日が近づくにつれて来場見込みの数が増え、思っていたより多くの方々にご登録いただきましたね。
西脇
開催前の週末まで1日に100人ほどの登録だったのが、明けて月曜日と火曜日には1日300人から400人ほどまで上昇しました。
浜田
おかげさまで、2日間で来場者4,000人という目標を達成できました。
田口様
申し込みから開催までの期間が短かったのが良かったのかもしれません。ご登録いただいた方のほとんどがご来場されました。

――地道な誘致活動が大切なんですね。

浜田
テレビ大阪様やFM802様でのPR放送や交通広告といったマスプロモーションも効果的でしたが、小さな積み重ねも必要だと思います。
西脇
インテックス大阪様と連携しながら手作りしていったのが展示会自体のアットホームな雰囲気につながったような気もしますね。
浜田
大阪のMICE業界の会社が一堂に会する展示会になりましたよね。なかなか集まれないので、情報交換できるのは非常に有益と言っていただけました。
田口様
出展者様同士の交流が多かったのが印象的でしたね。

コロナ禍におけるモデルケースを提示 
より満足度の高いイベント・展示会を目指して

頼本
MICE業界の企業様に勇気を与える展示会だったとすごく思います。
田口様
当方のミッションは大阪関西の経済振興です。今回はMICE業界の復興が目的の展示会だったため、開催協力金の名目で1コマ5万円を募り、出展料を設定しませんでした。限られた予算の中、トーガシさんをはじめ、趣旨にご賛同いただいた多くの関係会社様のご協力のおかげで実現できました。感謝の気持ちでいっぱいです。皆様のご支援がなければ、成り立ちませんでした。勇気を与えられたのであれば、嬉しく思います。

――トーガシに頼んでよかったと思えた瞬間はありましたか?

田口様
初日の午前中からかなり賑わっていましたので、出展や来場誘致といった営業面のサポートを頂けた事は、大変ありがたく思っております。
西脇
出展者様に喜んでいただけて安心しました。

――大阪MICE安全対策推進EXPOが成功に終わり、今後の予定はありますか?

田口様
コロナ禍におけるモデルケースを提示できたと自負していますので、この開催を無駄にすることなく、今回のようなMICE業界の振興につながるイベント・展示会は継続的に開催していければ良いと思います。
西脇
リアルの出会いの場の必要性を再認識できましたので、次回開催の際は、より満足度の高いものを目指して尽力したいです。

――本日はありがとうございました。