展示会パンフレットを効果的に作成するための3つのポイント

展示会のパンフレットは展示会の効果を上げるために重要なツールです。どのようなパンフレットを作成するかで、展示会の営業成績は大きく変わってきます。この記事では、展示会におけるパンフレットの役割、作成のポイント、成果を向上させるコツを解説します。効果的なパンフレットを作成して展示会出展を成功させましょう。

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1.展示会パンフレットが持つ重要な3つの役割

展示会パンフレットは営業成績をあげるために作成します。ここではパンフレットがどのように営業成績をあげる効果を発揮するのか解説していきます。

1-1.展示会場で自社ブースへ誘導する

展示会で大事なことは自社ブースに立ち寄ってもらうことです。趣向を凝らしたブースでも、来場者が自ら足を運んでくれるとは限りません。ブース内に立ち寄ってもらうため、スタッフがブースの前に立ってパンフレットを配ることで、来場者を自社ブースに誘導するきっかけになります。

1-2.持ち帰って必要になったときに思い出してもらえる

展示会場では多くの情報と資料を来場者は受け取ります。その中から記憶だけを頼りに自社を思い出してもらうことは困難です。パンフレットがあればどのような説明を受けた企業なのか、担当者と何を話したのかを来場者に思い出してもらうことができます。

1-3.展示会後の商談につながる

展示会の来場者が企業のキーパーソンであるとは限りません。上司に情報の収集を指示されているケースもあります。その場合来場者が、展示会後に決裁者にどんな企業があったか、どんなサービスを行っているのかを説明することになります。その際パンフレットがあれば、自社のサービスをより正確に来場者決裁者に伝えることができます。

パンフレットの種類

パンフレットにはいくつかの種類があります。それぞれの効果を把握し、自社に合ったものを選択しましょう。
ここでは、例をいくつか紹介いたします。

2-1.中綴じパンフレット

会社案内や製品カタログなどに使用されることの多いパンフレットです。背表紙のない小冊子を２つ折りにし、中央をホチキスで綴じたものです。

2-2.折りパンフレット

様々な用途で使用される１枚の紙を２つ折りにしたシンプルなパンフレットです。仕上がりをイメージしやすく作成コストも低いのが特徴です。

2-3.リーフレット

１枚の紙を３つ折りや４つ折りにしたものです。折りパンフレットに比べ、ページ数が増えるため、情報を分けて見せたいときにおすすめです。

3.パンフレットを刷る枚数の目安

作成に費用がかかるパンフレット。可能な限り余らせたくないですが、展示会で在庫がなくなってしまい営業活動ができなくなってしまう事態も避けたいところ。パンフレットを刷る枚数は以下の式を参考ください。

例えば1時間に配る想定枚数を3枚、展示会開催時間を6時間、配るスタッフの数を3名、出展日数を3日と想定した場合

となり、不足してしまう可能性を考慮すると、2000枚ほどが目安となります。

3.効果的なパンフレットの作るための3つのポイント

ここでは展示会のパンフレットを作成する際のポイントを解説します。

3-1.目立つデザインにする

展示会には数多くの企業が出展しています。来場者は有益な情報を持ち帰るために多くのパンフレットを持ち帰ります。自社に持ち帰った際、再度見返してもらえないパンフレットには主に２つの理由があります。１つ目はそもそも自社のサービスに興味を持ってもらえなかったケース、２つ目は同じようなデザインに埋もれてしまうケースです。後者を避けるためデザインで他社と差別化を図りましょう。

3-2.簡潔で分かりやすくする

前述したように、展示会の来場者は決裁者ではないケースがあります。来場者に良い印象をブースで与えることができても、来場者が社内で決裁者に上手く説明ができるとは限りません。パンフレットは読んだだけで内容が伝わる簡潔で分かりやすいものにしましょう。

3-3.ブースや他のツールと統一感を持たせる

多くの企業のサービスと出会う展示会では、いかに自社を来場者に覚えてもらえるかが重要です。ブースデザインとパンフレットのデザインに統一感があれば、来場時の記憶とパンフレットのイメージが結びつき、自社のことを思いだしてもらいやすくなります。また、同じ内容の訴求を繰り返すことで購買行動を促す効果も期待できます。

4.パンフレットの成果を向上させる4つのコツ

パンフレットは営業成績の向上に役立ちます。ここでは具体的な成果を向上させるためのコツを解説します。

4-1.ターゲットの精度を高める

展示会のターゲットを具体化し、ニーズを想定しましょう。ターゲットによって解決したい悩みやニーズは異なります。どのような目的で来場者が展示会に来場し、どのような情報を求めているか、どのように自社のサービスで来場者の悩みを解決できるかを考えましょう。

ニーズによって訴求方法は変わってきます。可能な限り具体化しましょう。

4-2.ターゲットに合わせた情報を選択する

情報が多すぎると伝えたいポイントが伝わりにくくなります。ターゲットの悩みをどのように自社が解決できるのか、ターゲットにとってどのようなメリットがあるのかが簡潔に伝わる内容にしましょう。可能な限りシンプルにしていくことで、ターゲットをより引き付けるパンフレットになっていきます。

4-3.CTAを用意する

パンフレットを読んだターゲットにとって欲しい行動につながる導線を用意しましょう。

例えば、自社のホームページをみてほしい場合は、QRコードを記載する、担当者に直接連絡がほしい場合は担当者の連絡先を記載するなどです。自社の目的から逆算してCTAをパンフレット内に設置しましょう。

5.トーガシは販促資料とブースデザインどちらも作成可能です

展示会の準備には多くの時間と労力がかかります。通常業務と並行して展示会準備を行うのは、担当者の大きな負担となります。弊社トーガシはイベントプロデュース企業として多くの展示会を成功に導いてきました。いくつか事例をご紹介いたします。

5-1.第58回スーパーマーケット・トレードショー2024 三井食品株式会社 様ブース

日本の地域や世界中の優れた「商品」を、安全でスピーディーな「物流」で日本中の食卓へお届けし、日本を元気にする想いを伝えるための「日本らしさ」を取り入れた Mitsui Japan Pavilion を提案。 製品を陳列する展示台には、物流のアイコンともいえる再利用木製パレット什器を採用しました。またタペストリー型の製品グラフィックを用いて各製品を識別しやすくすると共に、ブース内全体の見通しの良さを実現しました。

5-2.ツーリズムEXPOジャパン2023 公益社団法人和歌山県観光連盟 様ブース

「聖地リゾート」をテーマにまるで和歌山に来たかのようなブースづくりをご提案しました。旅の起源とされる熊野詣や自然に癒される「よみがえりの地」などリゾートの本質を感じるため、上部からの紙管をアイキャッチに、熊野古道の林道や雄大な太平洋、和歌山城の桜など和歌山を連想させる演出を行いました。

5-3.第9回 ワールドデンタルショー2023 有限会社エルバ 様ブース

扱っている商材の幅を知っていただくため壁面のグラフィックを実なる木のモチーフで構成。
シンボルタワーを設け、ブース中央に展示スペースと商談スペースを集約し、ふらっと立ち寄っていただける空間を目指しました。

5-4.展示会出展を成功に導こう

展示会パンフレットを効果的に作成するためには、ターゲットを具体化し、展示会後も想起されやすいものにする必要があります。ターゲットの具体化や、展示会のブースデザイン、パンフレットのデザインなどを通常業務と並行しながら行うのは労力を要します。

弊社トーガシでは、展示会出展のブースデザイン、パンフレットの制作、展示会の集客まで経験豊富なスタッフがサポートさせていただきます。ご興味のある方はまずお問い合わせください。

6.【無料DL】「出展者・来場者向け​ お礼メールの成功例」

イベント・展示会は会期が終わってもやることがたくさんあります！展示会終了と共に関係が終わらないよう、次回以降の出展率を高めるためにも、アフターフォローが重要です。この資料では、イベントの主催者向けに、お礼メールの書き方やメリット、確度別の事例をまとめましたので是非ダウンロードしてご覧ください。
※送信完了後、記入いただいたメールアドレスに資料を送付いたします。