イベントアンケートの例文集|回答率がアップする設問の仕方を解説

「イベントで集計するアンケートにはどのような意味があるのだろう」このように感じている方も多いのではないでしょうか。イベント参加者のアンケートを集計することで率直な感想を知れるほか、次回のイベントをより魅力的に仕上げるために活用できます。

この記事では、イベントアンケートの回答率をアップさせるポイントや例文付きのテンプレートを紹介します。設問のコツを理解して、参加者の満足度が高いイベント開催につなげましょう。

1.イベントアンケートは参加者のリアルな意見を聞くきっかけになる

イベント開催に伴いアンケートを集計すれば、参加者からフィードバックがもらえます。自社のイベントが評価されているポイントはもちろん、課題点や改善点を探れるため今後のイベント開催につなげられるでしょう。

アンケートの集計は、イベントの満足度を向上させるために重要な施策です。参加者からの忖度ない意見を有効活用するためにも、設問の設定方法などポイントを理解した上でアンケートを作成しましょう。

2.回答率をアップさせるイベントアンケートのポイント

欲しい情報を引き出すアンケートを作成するためには、回答しやすい設問を設定するなどの工夫が必要です。どのような工夫を凝らすことでイベントアンケートの回答率をアップさせられるのか解説します。

2-1.優先度の高い質問を先頭に持ってくる

設問に優先順位をつけ、一番知りたい質問を序盤に設定するようにしましょう。イベント中は何かと忙しいため、アンケート回答に十分な時間を確保できない参加者がいることを考慮して設問の順番を検討するのがポイントです。

またアンケート序盤の方が参加者の集中力があるため、重要な設問を先頭に持ってきた方が良い回答を得られるでしょう。

2-2.設問はシンプルにまとめる

イベント参加者が直感的に回答できる設問を設定するのもアンケートの回答率をアップさせるポイントです。設問はシンプルかつ要領を得た文章にまとめることで、回答を引き出しやすくなります。

設問数の目安は15問程度で、5分以内に回答できるボリュームが最適です。A4用紙1枚におさまる文量でアンケートを作成しましょう。

2-3.回答欄を選択式にする

アンケートの回答形式には複数の選択肢の中から一つを選ぶ単一回答形式、複数の回答を選べる複数回答形式、記述欄に自由に回答できる自由記述形式などがあります。単一回答や複数回答の場合、用意された回答の中から当てはまるものを選ぶだけなので、イベント参加者の心理的負担が軽減されます。一方、自由記述形式はイベント参加者の負担が大きくなることから回収率の低下につながる可能性も否定できません。

自由記述欄を多めに設けるのではなく、単一回答形式や複数回答形式など回答の選択肢を用意しておくことでアンケートの回収率アップを図れるでしょう。

2-4.イベント開始時にアンケートを配布する

イベント来場時にアンケートを配布することで、参加者にアンケートを集計していることが伝わります。中には配布されたタイミングで設問に目を通す参加者もいるため、アンケートに回答することを念頭に置いた上でイベントに参加してもらえるでしょう。

2-5.イベント中にアンケートへの回答時間を設ける

退場前に回答できる時間を設けるのも、アンケートの集計率はもちろん回答率アップを図るポイントになります。退場を誘導する前にアンケート回答の時間を5分から10分ほど設けることで、より多くの参加者がアンケートに回答してくれるでしょう。

2-6.オンラインでも回答できるようにする

オンラインでもアンケートに回答できるように設定すれば、さらなる回答率アップが目指せます。イベント来場時に配布するパンフレットなどに回答用のQRコードなどを記載し、アンケートに誘導しましょう。その際、アンケートに回答した参加者にイベントで使用できるクーポンなどを配布すればより多くの回答を集めるきっかけになります。

3.イベントアンケートのテンプレートと例文集

イベントアンケートのテンプレートと例文集を紹介します。イベント内容に合わせて設問や回答形式を変更してご活用ください。

3-1.アンケート名

まずは、アンケート名を記入しましょう。その際、アンケートの設問数と目安となる回答時間に関しても記入すると、回答へのハードルを下げられます。

アンケートに目を通した瞬間に、設問数と所要時間が明らかになればイベント中に回答してくれる参加者の増加が期待できます。

■アンケート名のテンプレート

〇〇(イベント名)に関するアンケート

(設問数15問、所要時間5分程度)

3-2.冒頭文と用途

イベント開催や来場へのお礼を伝えた上で、今後のイベント開催に向けてアンケートを集計したい旨を伝えましょう。

この際、参加者からのリアルな意見を伺い、イベントの満足度向上につなげたいという姿勢を表明することが集計率アップにつなげるためのポイントです。なぜアンケートを集計しているのかが明確になれば、積極的に協力してくれる参加者が増える可能性があります。

シンプルにまとめつつ、より魅力的なイベントを開催したいという意欲が伝わる文章を心がけましょう。

■冒頭文と用途のテンプレート

本日は〇〇(イベント名)にお越しくださり、誠にありがとうございます。今後のイベント開催の参考にさせていただくため、ぜひ率直なご意見やご感想をお聞かせください。

3-3.設問

イベントアンケートを集計し、今後の開催に活かすためにはターゲットの把握が欠かせません。自社の商品やサービスがどの層に評価されているのか探るためにも、アンケートを通してイベント参加者の基本属性を明らかにしましょう。

■イベント参加者の基本属性を把握するためのテンプレート

あなたの性別を教えてください。

□男性 □女性 □回答したくない

あなたの年齢を教えてください。

□20代 □30代 □40代 □50代 □60代 □70代 □その他(       )

あなたの業種を教えてください。

□サービス業 □小売業 □製造業 □建設業 □その他(       )

あなたの職種を教えてください。

□営業 □販売 □事務 □開発 □人事 □経理 □その他(       )

イベントの満足度を知るための設問も必ず設置しましょう。評価されているポイントや改善点を明確にすることで、意義のあるイベント開催につなげられます。

■イベントの満足度を把握するためのテンプレート

イベントの満足度を教えてください。

□満足 □やや満足 □どちらともいえない □やや不満 □不満

全問の回答理由について、お聞かせください。

(自由記述欄)

次回のイベント開催に向けて、改善した方がよい点があればお聞かせください。

(自由記述欄)

同じようなイベントが開催された場合、どの程度参加したいかお聞かせください。

□参加したい □予定が合えば参加したい □どちらともいえない □参加したくない

イベントへのご意見やご感想がありましたら、お聞かせください。

(自由記述欄)

ここまではイベント終了後に回答してもらうことを前提とした設問を紹介してきましたが、開始前に集計することで満足度の高いイベント開催につなげられる設問を紹介します。イベント当日を迎えるまでにアンケートを集計すれば、イベントに期待される事柄も明確になるでしょう。

■イベント開始前のアンケートテンプレート

イベントを知ったきっかけをお聞かせください。

□SNS広告 □当社のHP □口コミ □その他(       )

イベント申し込みのきっかけをお聞かせください。

(自由記述欄)

本イベントで最も興味を持った内容をお聞かせください。

(自由記述欄)

4.アンケートを集計してイベント開催に活用しよう

イベント参加者の満足度向上を目指すためには、アンケートの集計が効果的です。イベント概要に沿った設問を設定し、次回のイベント開催に活用しましょう。

回答者の心理的負担を軽減するには、回答率がアップする設問設定のポイントを理解しておくことが重要です。この記事で紹介したイベントアンケートのポイントを参考に、最適な設問を検討しましょう。

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