イベントマーケティング徹底解説!実施の流れと抑えるべきポイント

ここでは、イベントマーケティングのメリットや得られる効果、取り組む手順やポイントについて解説します。企業の販促として有効なものにイベントマーケティングが挙げられます。ただ、「イベントを開催しているものの、ビジネス上の効果をあまり実感できない」「初めてイベントを開催するが勝手がわからない」と悩むケースも多いのではないでしょうか。手順やポイントを押さえ、イベントマーケティングを成功させましょう!

1.イベントマーケティングとは?   

イベントマーケティングとは、さまざまなイベントを通じてリードの獲得や育成、自社PRや商談の創出などを行う手法のことです。     

1-1.イベントマーケティングの目的

イベントマーケティングの目的は営業効率の高い販促活動を行うことです。

規模の大きな施策のため効果的に行うと売上や認知度アップに大きく貢献できますが、よく考えずにイベントを実施するだけでは費用が損失に転じてしまいます。取り組む際は入念に計画しましょう

Plan

2.イベントマーケティングのメリット!期待できる効果とは?

効果的なイベントマーケティングを実施できた場合、さまざまなメリットを得られます。

2-1.一度に多くの見込み客と接触できる

イベントマーケティングは、訪問型営業ではなく来店型営業である点です。訪問型営業では、営業担当者が直接顧客や見込み客を訪れ、商品やサービスを紹介するため、一日に接触できる顧客数は限られてしまいます

一方、来店型営業であるイベントマーケティングでは、顧客が自発的に足を運ぶため、一日に数十件もの営業活動を展開することが可能です。

2-2.親和性の高い顧客とコミュニケーションがとれる

イベントマーケティングに足を運ぶ人はもともと自社に興味を持っており、購買意欲が高い傾向にあります。

そのため、短い期間でも親和性が高い顧客と積極的にコミュニケーションがとれるのです。効果的にアプローチを行い、効率的に販促活動を行えます。

2-3.商材の価値を強く印象付けられる

展示会といったオフラインイベントは、自社の製品やサービスの価値を強く印象付けるのにぴったりの場です。たとえば、手触りや使い心地、質感や色合いなど直接見て触れてもらうことで、商材の魅力を知ってもらうことができます。

また、直接顧客と対面して商材の説明ができるため、より訴求性の高いアプローチを実現できます。

2-4.SNSやメディア露出を期待できる

面白いイベントを開催できれば、その様子や商材がSNSやメディアで取り上げられる可能性もあります。その結果、製品やサービスがより多くの人の目に触れる機会を作れるのです。商材の効果的なPR活動につなげられます。

2-5.データマーケティングに活かせる

イベントを開催して多くの顧客と接することで、リード獲得につなげられます。

性別や年代、職業といった顧客の情報を収集すれば、データマーケティングに生かすことが可能です。今後の販売戦略を練る際に大いに役立てられるでしょう。

3.イベントマーケティングの注意点

イベントマーケティングを開催するにあたり、いくつかの注意点あります。 

3-1.手間と費用がかかる

マーケティングに効果的とはいえ、イベントの開催にはそれなりの手間と費用がかかります。

イベントの種類や規模にもよりますが、たとえば会場の手配備品の用意来場客への告知イベントスタッフの調達など、さまざまな準備が必要になるでしょう。

万が一、効果的なマーケティングが行えなかったり、来場者数が少なかったりした場合、赤字になってしまう可能性もあります。適切な予算管理の上で「コストに見合った効果」を目指しましょう。

3-2.効果が企業のノウハウに左右されやすい

イベントマーケティングの成功は、企業が十分なノウハウをもっているかどうかに左右されやすい傾向にあります。ただ、現状としてノウハウを持っている企業ばかりとはいえないでしょう。

ノウハウ不足のままイベント開催をした場合、費用対効果が低く割に合わなかったり、十分な効果を得られなかったりするリスクがあることを念頭に置く必要があります。

初めてイベントマーケティングをする、という場合は独力で行うよりもイベントのプロと協力することをお勧めします。

4.イベントマーケティングの種類   

この章では、イベントマーケティングの種類と手法について詳しく見ていきましょう。            

4-1.展示会

展示会は、企業や団体が自社の製品やサービスを広く一般に紹介するためのイベントです。

実施は自社で開催するか、展示会運営会社が主催する展示会に出展料を払って参加するかの二つの方法があります。

参加者との直接的な商談の機会を作ることができ、ビジネスのリード獲得リードナーチャリング、企業のブランディングを行うことができる効果的なマーケティング手法の一つです。

4-2.セミナー

セミナーは、特定のテーマや課題に関する知識や情報を伝えるための講演や研修を指します。Web上で開催されるセミナーは「ウェビナー」とよびます。

セミナーは、主に情報提供型と顧客獲得型の二つに大別されます。

情報提供型セミナーは、セミナーそのものを商品とし、受講者からリード獲得やフィードバックを目的としています。顧客獲得型セミナーは、自社の製品やサービスの購入や契約を促す情報を提供することに重点を置いています。

4-3.体験型イベント

体験型イベントは、参加者が直接製品やサービスを体験し、感触を得ることができるイベントです。実際に手を動かして体験することで、製品の特徴や価値を深く理解してもらうことを目的とします。

感覚的な体験を通じてブランドイメージを高め、記憶に残りやすくする効果があります。

4-4.ミートアップ

ミートアップは、共通の関心事や趣味を持つ人々が集まり、情報交換や交流を行う集まりのことです。

特定のトピックや活動に焦点を当て、参加者同士のコミュニケーションを促進します。カジュアルな雰囲気の中で新しい知識を学び、同じ分野の人々と繋がることができます。

ブランディングや企業の採用活動の一環として実施される傾向があります。

4-5.交流会

交流会は、主に既存顧客との関係づくりを目的としています。

すでに自社のサービスを利用しているユーザーを集め、エンゲージメントの向上を図り、解約の防止利用頻度の増加を促します。リラックスした環境の中で、意見交換や情報共有が行われるケースが多いです。

インターネット

5.イベントマーケティング実施の流れ 

イベントマーケティングの実施方法を開催前から開催後のアフターフォローまで解説します。

5-1.明確な目的と目標を決めて企画する

イベントマーケティングの効果を十分に引き出すためには、企画段階で目的を明確化させる必要があります。

目的を関係者に正しく周知し、それに沿ったイベントを設計しましょう。方針が決まったら顧客に告知を行い、集客開始となります。

目的を明確化したら、その後「どの指標をどの程度達成すべきか」という目標を決めておくことが肝心です。売上やアポイント数、クリック率といった何らかのアクション数など、具体的な数値を定めておきましょう。

目標を設定することで、イベントの効果をきちんと計測できます。そのためにも、必要なデータをしっかりと取得できる環境も準備しておきましょう。

KGI(目標)とKPI(目的)の考え方

KGI = Key Goal Indicator(重要目的達成指標)
KPI = Key Performance Indicator(重要業績評価指標)



KGIは定量目標になりますので、今回のイベントでどれだけ売り上げるか、成約をどれだけとるか、利益率はどれくらいか、などになります。KGI=売上目標、と考えるとよいでしょう。

KPIはKGI(売上目標)をクリアするために必要な「中間指標」で、担当ごとに「達成点」を決めておきます。例えばこのイベントでのKGIを達成するには、獲得リードから何件アポイントを取り、何件受注するか、などをKPIとして設定します。

5-2.当日のオペレーションを決める

イベントの中身によって「どれくらいのスタッフがどこに必要か」が決まってきます。それぞれの担当者がどういう声のかけ方をするのか、どういう内容をメインで話すのか、などトークスクリプトを作成し当日までにシュミレーションを行います。繰り返し確認することによって、スムーズな運営が可能になります。

5-3.営業と連携してフォローを行う

イベントマーケティングは開催後のフォローによって、顧客獲得数が大きく変わってきます。そのためには、営業とうまく連携をとることが大切です。イベントのサポートを行う外部業者へ依頼する事も効果を最大化する選択肢の一つです。獲得リードへの優先度をつけ素早く対応し、会社の利益につなげていきましょう。

6.目的を果たせるイベントを開催しよう         

イベントは漠然と開催されることもあるでしょう。しかし、手間とコストもかかる以上、それはおすすめできません。的確なマーケティングによるイベントを実施し、会社の利益に貢献しましょう。ただ、リアルイベントの場合は感染症対策の徹底に自信がなかったり、オンラインイベントの場合は失敗せず目的を果たせるのか不安になったりする担当者も多いのではないでしょうか。

イベント開催に不安がある場合は、「トーガシ」に相談することがおすすめです。トーガシはイベント主催サポートや企画プランニング、当日の運営やイベントの事後フォローまで、イベントマーケティングを全面的にバックアップしてくれます。興味がある人は、詳細を問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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