【開催費用が心配なら】展示会の助成金・補助金の種類と活用方法を知ろう  

この記事では展示会が対象となる助成金や補助金を紹介します。また、補助金をうまく活用できるよう、補助金の探し方申請時の注意点申請から受け取りまでの流れについても解説していきます。展示会は顧客を新規開拓できるよい機会ですが、参加費用の捻出に悩む中小企業は少なくありません。公社や自治体が用意する助成金や補助金を活用して展示会出展を成功させましょう!

1.展示会に活用できる助成金・補助金

展示会へ参加する際に活用できる助成金や補助金があります。ここでは、展示会に参加するために活用できる助成金や補助金の種類を、募集を行う団体ごとに紹介します。なお、一般的に助成金とは要件を満たせば原則給付されるのに対し、補助金とは採択予定件数が決まっているものを指しますが、厳密に区別されているわけではありません。

計算する人

1-1.東京都中小企業振興公社の助成金

展示会に活用できる助成金で2022年5月時点で新しいものは、東京都中小企業振興公社が行っている「令和4年(2022年)度 市場開拓助成事業」で、「東京都支援製品の市場開拓助成」と「成長産業分野の市場開拓助成」の2区分の募集を行っています。「東京都支援製品の市場開拓助成」区分では東京都や東京都中小企業振興公社から一定の評価や認定・支援などを受けた自社の製品・サービスとなっていて、「成長産業分野の市場開拓助成」では東京都が策定した都市問題を解決するための技術開発指針である「イノベーションマップ」の開発支援テーマに属している自社の製品やサービスが助成金の対象です。

いずれの区分でも国内・海外・オンラインで開かれる展示会への参加が対象で、2022年10月1日から2023年12月31日までに開催される展示会への参加費や販売促進費に活用できるものです。助成限度額は300万円で経費の2分の1までとなっています。

申請には事前エントリーが必須が必須です。(※今年度分はすでに締め切られています。)事前エントリーをした企業は2022年6月10日から6月23日に、国の電子申請システム「Jグランツ」で申請を行い、その後審査や二次面接などが実施されます。最終的に助成対象となるかどうかは2022年9月頃に決まる予定です。なお、次の「市場開拓助成事業」の募集予定は現時点で決まっていませんが、前回の募集は2021年2月24日から3月31日の間、事前エントリーが行われていました。

1-2.日本商工会議所の補助金

東京都内に本社のある中小企業を対象とした、東京都の補助事業「地域連携型商談機会創出事業」も利用できます。これは日本各地と連携した産業振興施策である「ALL JAPAN & TOKYO プロジェクト」の一環として行われている事業で、都内の中小企業と日本全国の企業が商談や交流を行う目的で行われています。

2022年度は「中小企業テクノフェアin九州2022」の東京都ブースの出展と、「山陰のおいしいもの大集合!島根・鳥取×東京商談会」の2つの事業が決まっています。福岡県小倉で2022年7月6日から7月8日に開催される「中小企業テクノフェアin九州2022」は、都内でものづくりを行っている中小企業や個人事業主を対象としていて、7月に西日本総合展示場新館で開催される展示会や商談会に参加する際に、旅費や宿泊費の補助が受けられるものでした。申し込みは2022年3月14日から4月18日の間で行われました。

もう一つの、2022年9月1日から9月2日に島根県松江市で開催される「山陰のおいしいもの大集合!島根・鳥取×東京商談会」は、島根県と鳥取県の食品製造事業者との商談会が行われる予定です。都内に本社のある食品バイヤーが対象で、2人分の旅費や宿泊費の補助を受けられます。申込期間は2022年4月4日から7月4日までです。

1-3.東京23区の助成金・補助金

東京23区内でも独自の補助金制度を設けている区があります。ここでは新宿区と江東区の補助金を紹介します。新宿区では「中小企業展示会等出展支援補助金」の募集を行っています。これは、新宿区内に本社や事業所のある中小企業に対して受け付けているもので、販路を拡大する目的の展示会や、オンライン開催を含む見本市への出展が補助の対象です。補助金の上限額は国内開催の場合で30万円海外での開催の場合は40万円で、いずれも経費の3分の2が上限となっています。募集期間は2022年4月1日から2023年3月15日までですが、先着順で予定件数に達した時点で終了となります。

江東区では「展示会等出展費補助」を行っています。こちらも区内に本社や事業所のある中小企業を対象とした制度で、販売を伴わない展示会やオンライン開催を含む見本市に出展する際の費用を補助しています。主催者へ支払った出展料等が対象となり、補助上限額は20万円で経費の3分の2以内となっています。展示会の開催初日の前日までに書類を提出する必要があり、予算額あるいは予定件数に達した時点で募集が終了します。なお、直近2年連続で補助金を受けることはできません。

1-4.道府県の助成金・補助金

東京都以外の道府県でも、補助金を交付している自治体があります。ここではその一部を紹介します。北海道では、道内にある中小企業に行っている「令和4年(2022年)度中小企業競争力強化促進事業」の中で、マーケティング支援を目的に展示会へ出展する際の補助金を出しています。補助金の上限額は国内の展示会に参加する場合が100万円、海外の展示会に参加する場合が200万円で、オンライン開催の場合は国を問わず100万円で、経費の2分の1以内です。募集期間は2022年4月27日から5月31日の17時までです。
来年度の募集についてはまだ案内がありませんが、昨年は2021年3月21日から5月31日の間で募集されていたため、来年度も同時期の可能性が高いです。

神奈川県では海外展示会に出展を希望する中小企業を対象に「令和4年(2022年)度 海外展示会出展助成事業」を実施しています。補助金の上限額はヨーロッパ・アメリカで開催されるものが30万円で、アジアや他地域で開催されるものとオンライン開催のものが20万円で、経費の2分の1以内となっています。申し込みの締め切りは2022年6月30日です。

大阪府が行っている「大規模展示商談会活用事業」では、府内でものづくりを行う中小企業を対象に、府が決めた展示会に出展する際の補助金を出しています。補助金の上限額は25万円で、小間料と装飾費用の2分の1以内となっています。2022年10月から12月に開催される展示会の申し込み締め切りは2022年7月29日、2023年1月から2月に開催される展示会の締め切りは2022年10月28日です。

1-5.その他の助成金・補助金

都道府県が実施している以外にも助成金・補助金の制度があります。一つ目が「小規模事業者持続化補助金」で、オンライン展示会に出展する際にも活用できます。通常枠の場合、補助金の上限額は50万円で経費の3分の2以内となっています。2022年の申請受付開始日は2022年3月29日で、第8回の締め切りが6月3日、第9回の締め切りが9月上旬、第10回の締め切りが12月上旬、第11回の締め切りが2023年2月下旬です。ただし申請数が多いため、採択されにくいのがデメリットです。

市町村で展示会出展の際の助成金・補助金を出しているところもあります。金額は10万円前後で少ないですが、申請が簡便で申し込みやすいのがメリットです。中でも松戸市が出している補助金は、年に2回まで申請できます。

2.展示会に助成金・補助金を活用する方法

これまで紹介してきた助成金や補助金を活用すると、展示会に出展するためのコストを抑えられます。コロナ禍で経営状況が苦しくなっている中小企業にとっては販路拡大や商談につながるチャンスとなるでしょう。ここでは、助成金や補助金の探し方申請の際の注意点申請から受け取りまでの流れを解説していきます。

展示会来場者のイメージ

2-1.助成金・補助金の探し方

助成金や補助金をインターネットで探す際は、独立行政法人「中小企業基盤整備機構」が運営する「J-Net21」が便利です。「J-Net21」のサイト内にある「支援情報ヘッドライン」で検索すると探せます。もう一つが、本社や事業所のある自治体のホームページをチェックする方法です。都道府県あるいは市町村のホームページで、活用できる助成金や補助金の申請に関する案内があるかどうかを確認しましょう。近くにある商工会議所や商工会、産業振興センターに電話か出向いて問い合わせることで、教えてもらえることもあります。

2-2.申請する際の注意点

助成金や補助金を申請する際には、申請の条件や補助の対象、金額、締め切り日などを確認しましょう。特に、出展したい展示会が補助の対象期間に入っているかどうかの確認は必須です。また、過去に参加した展示会の補助金を後からさかのぼって請求することはできません。補助金は予定枠が埋まった時点で終了するため、早めに申請するのがよいでしょう。通常、助成金や補助金が振り込まれるのは展示会に参加した後です。参加費用については一度自社で前払いする必要がある点も留意しましょう。

2-3.申請から補助金・助成金を受けるまでの流れ

助成金や補助金の種類によって細かい部分は違いますが、助成金や補助金を受け取るまでの流れは次のとおりです。まず、申請書を提出します。「東京都中小企業振興公社の助成金」のように申請前の事前エントリーが必要な場合もあるため、注意しましょう。申請の後、助成金や補助金の給付機関による審査を経て、交付決定通知が届きます。その後、展示会が開催されます。費用は展示会に参加する前に振り込みますが、このときに一度自社負担となります。展示会の後、経費の証拠書類をそろえて報告書を提出しましょう。その後、補助金額が決定するので補助金請求書を提出します。そうすると、補助金が振り込まれるという流れです。

3.助成金や補助金の申請をして展示会参加に活用しよう。

資金が不足していても助成金や補助金を活用して展示会に出展することは可能です。ただし、ブースの設営やコンテンツの作成のほか、展示会の開催前後に報告書の提出が必要なため、外部のサポートを受けるのがおすすめです。「トーガシ」は展示会の出展だけでなく主催者側のサポートやリアルイベントの会場設営、空間演出、オンライン展示会の施策まで幅広く行っています。一度「トーガシ」に相談をしてみるとよいでしょう。

4.【無料DL】ホワイトペーパー「出展料&ブースの相場」

展示会の出展料ってどれくらいするの?」「ブースのサイズって?」「オリジナルの出展ブースを作る費用は?」などの疑問を分かりやすくまとめたホワイトペーパーを作成しました。ぜひご活用ください!※下記のフォームへ入力後ダウンロード可能となります。

展示会出展資料