社員のモチベーションを向上させる社内イベントとは?成功事例も紹介

「業務上のミスが連発している」「新入社員が入社してもすぐに退職してしまう」このようなお悩みを抱えている経営者もいるのではないでしょうか。社員のモチベーションが低下すると仕事に身が入らなくなり、離職者が増加する原因になります。この記事では、企業が社員のモチベーションを向上させる必要性や施策、成功事例などを紹介します。社員のモチベーションを向上させる秘訣についてもお伝えするので、参考にしてください。

1.社員のモチベーション向上が重要な理由

社員のモチベーションが低いと仕事や顧客対応が雑になるなど、負の連鎖が起こります。働く意義を失っている社員が多いということは、職場の人間関係が悪化したり、連携を取りにくい雰囲気になったりする可能性も否定できません。このような事態を避けるためにも、社員のモチベーション向上が求められます。
なぜ社員の士気を向上させることが企業にとって重要なのか理由を解説します。

1-1.離職率の低下につながる

離職率の高い職場にはいくつかの共通点があります。そのうちの一つが、社員の士気が低く将来の展望が描けないような環境の職場であることです。離職率が高くなれば社員もその事実に気がつき、会社への信用が失われます。新たな社員が入社してきたとしても、新人教育に身が入らなくなるのも想像に難くありません。
反対に離職率が低い職場の場合、仕事にやりがいを見出している社員が多くいることが予測されます。その結果、仕事の生産性が向上したり人間関係も良好になったりするなど、良い連鎖が起こることが期待できるでしょう。

1-2.生産性が向上する

社員のモチベーションが高い企業は、生産性も高い傾向があります。なぜ働いているのかわからない状態だと集中力が欠けるため、ミスが起こるなど仕事の質が悪化するのは想像に難くありません。
生産性の高い社員が多い企業は、職場の雰囲気も活気付いていて社員同士がコミュニケーションを取りやすい環境が整っています。その結果、ビジネスの基本である報連相がスムーズにできるようになるでしょう。

1-3.社会的な信用が高まる

社員のモチベーションが高い企業は、営業活動にも身が入るため顧客と良好な関係を構築しやすくなります。働く意義を見出している社員が多いということは、顧客の些細な悩みや要望にも気付きやすくなるでしょう。そのため想像力を働かせながら顧客に提案を行うなど、分析に長けた社員の育成にもつながります。
やる気にあふれた社員が多い企業はサービスや製品の品質向上にも身が入るため、顧客や取引先などからの社会的な信用も向上するでしょう。

2.社員のモチベーションが低下する原因と対策

社員のモチベーションが低下する原因は、大きく3つに分類されます。社員のやる気が損なわれる原因と対処法を理解して、士気を高めましょう。

2-1.評価や待遇に不満を抱えている

結果を残したにもかかわらず適切に評価されなかったり、給与に反映されなかったりすると社員の不満が蓄積されていきます。その結果、仕事や企業に対する不信感が募りやる気が失われます。
これまで企業の業績に貢献した社員をきちんと評価していなかった場合、すぐに待遇を見直し適切に評価できる体制を整えましょう。社員のモチベーションを向上させる評価制度のポイントは、昇進したり昇給したりする条件が明確であることです。満たすべき条件をわかりやすく提示することで、社員のやる気を引き出せるでしょう。

なお、毎日同じ業務を繰り返している部署や直接企業の業績につながりにくい部署で働く社員にもスポットライトが当たるような評価制度を制定しましょう。部署や役職を問わず、頑張っている社員が評価される制度の制定が必要です。

2-2.働き方に不満を抱えている

ワークライフバランスを気にする人が増えた現代では、残業が続くと社員のモチベーション低下につながる可能性があります。仕事とプライベートのバランスを取りたい人材が増えているという事実を理解した上で、社員がしっかりと休息できる体制を整えましょう。
特に社員にスマートフォンを支給していたり、業務時間外でもSNSから連絡を取っていたりする企業は、業務時間外の連絡を禁止にするなど社内改革が必要になるでしょう。

2-3.人間関係に不満を抱えている

風通しの悪い職場で働いている社員は人間関係に不満を感じ、働くモチベーションが低下しやすくなります。特に上司に意見しづらかったり軽視されていると感じたりしている場合、能動的に働く意義を見失い、やる気が損なわれる可能性が高くなるでしょう。
社内のコミュニケーションを活性化させると、風通しを良くしたり部署間の壁を取り払ったりすることができます。

3.社員のモチベーションを向上させる秘訣

社員のモチベーションを向上させるためには、モチベーションが向上する動機を正しく理解する必要があります。モチベーションと密接に関係する動機や心理学でアプローチする方法などを解説するので、社員の士気を高めるのに役立ててみてください。

3-1.モチベーションの動機を理解する

モチベーションには内発的動機づけと外発的動機づけの2種類あり、密接に関係しているといわれています。内発的動機づけとは仕事のやりがいを感じるなど、社員が自ら仕事への意欲に燃えている状態を指します。その反対に、外発的動機づけとは昇進や昇給など外的要因がきっかけとなりモチベーションが高まることを指します。
社員のモチベーションを向上させたい企業は、内発的動機づけと外発的動機づけの双方を満たす環境を整えることが重要です。昇給など外発的動機づけに頼るのではなく、社員が自ら仕事を楽しい、成長したいと思えるような職場を目指す必要があります。

3-2.社員の欲求を満たす

心理学者マズローによると人間には5大欲求があり、低次の欲求が満たされることで高次の欲求を満たすことに意識が向くとされています。
社員のモチベーションを向上させたい場合、働く環境を整えた上でどのように承認欲求と自己実現の欲求を満たすか検討しましょう。

3-3.企業の魅力を高める

モチベーションの動機を理解し社員の欲求を満たすだけでなく、インナーブランディングを高めることも有効です。インナーブランディングとは企業の理念やビジョンを社員に浸透させ、企業への共感を高めることを目的とした活動を指します。インナーブランディングが高まれば、職場への愛着心も高まるため自主的に行動する社員の増加につながるでしょう。
インナーブランディングを高める施策として、社内イベントを開催する企業は少なくありません。企業の理念やビジョンを改めて周知することで、働く意義を見直す社員の増加が期待されます。

4.社員のモチベーションを向上させる施策

社員のモチベーションを向上させるためには、評価体制の改善や提示が必要になります。ここから、社内の体制変更以外でできる社員の士気を高める施策を紹介するので、実施してみましょう。

4-1.社内イベントを実施する

人間関係が良好になると職場に魅力を感じる社員が増えます。社内の交流を促進するためにも新年会や忘年会、歓送迎会、社員旅行などの社内イベントを実施しましょう。リラックスした雰囲気の中でイベントを開催することで、日頃関わりがない部署や上司ともコミュニケーションを取りやすくなります。
社員同士の関わりやコミュニケーションが活発になると業務中の連携が取りやすくなり、働き方の改善につながるでしょう。

4-2.周年イベントを開催する

社内向けに周年イベントを開催すれば、企業の歴史や理念を振り返る機会になります。将来の展望など企業が進んでいく方向性や目標も明示することで、社員のやる気を引き出すきっかけとなるでしょう。
イベントの企画として、活躍した社員の表彰も行うのがおすすめです。他の社員のお手本となるような従業員を全社員の前で評価することで、表彰される社員も表彰を見ている社員にも刺激を与えられます。
周年イベントや社内表彰の成功事例や運営の秘訣を知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

4-3.ノベルティやグッズを制作する

企業のロゴをあしらったノベルティやグッズを限定品として制作するのもおすすめです。業務中に使用する文房具などをオリジナルで制作することで、企業への愛着心が高まったり、企業を身近に感じられたりします。

5.社員のモチベーション向上に成功した事例

イベントプロデュース会社の株式会社トーガシは、周年イベントや内定式のサポートを通して社員のモチベーション向上に貢献してきました。弊社が社内イベントに携わった事例を紹介します。

5-1.周年イベント

共同配送事業を営む株式会社ライフサポート・エガワ様の案件では、トーガシが周年イベントの企画制作やステージ演出、空間装飾など総合的にディレクションさせていただきました。ご担当者様からは社員の喜ぶ顔が見られたと喜びの声をいただいております。

5-2.社内懇親パーティー

1000名規模の社員・ご家族向け懇親会です。コロナ禍で久しぶりの開催となりました。ご家族の方々にも、普段のお仕事の内容がわかるような会社紹介ムービーを投影できるようにホワイエに仮設でモニターを設置、カウントダウンから始まるオープニングムービー、また当日の参加者を撮影した素材で作るエンディングムービーなどを作成しました。お子様たち向けのお祭り屋台も大好評でした。

6.社員のモチベーションが向上する動機を理解して、イベントを制作しよう

「企業の業績を上げたい」「社員が長く働ける企業を目指したい」このような企業は、社員のモチベーションを向上させることを優先しましょう。社員が働く意義を見出せる環境を整えれば、自然と仕事への意欲が高まることが予想されます。
企業への愛着と仕事のモチベーションを高める施策の一つとして、社内イベントの開催が最適です。成功事例でも紹介したように周年イベントを開催し社員の功労を讃えたり、感謝を示したりすることでインナーブランディングの向上を図りましょう。
株式会社トーガシは、周年イベントをはじめ多くの社内イベントを成功に導いてきた実績があります。イベントの開催趣旨に沿った企画や運営も得意としておりますので、まずはお気軽にご相談ください。「見積もりがほしい」「社内にアイデアがない」などのご相談にも応じております。

7.【資料DL】社員モチベーション向上ハンドブック

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