面白い新入社員研修のアイデア6選|目的別に効果的な施策を解説

新入社員研修を行えば、自社への理解を促したり社会人としてのマナーを教えたりできます。しかし新入社員は研修に満足していないのでは…と悩んでしまうことも少なくないはず。

この記事では新入社員研修を行う目的やメリットを紹介します。また研修の開催意義を効果的に高めるためには、新入社員が面白いと感じる研修のアイデアが必要です。新入社員研修を面白くするためのアイデアやアイスブレイクのネタを紹介するので、研修担当者は必見です。

1.新入社員研修、新入社員は楽しめていますか?

新入社員研修は学生から社会人へと気持ちを切り替えるためにも必要な行事です。しかし「新入社員の集中力が持続しない」「主体性を持って研修に取り組む新入社員が少ない」というお悩みを抱えている企業は少なくありません。

新入社員が楽しめない研修には、下記の特徴が見られます。

  • 座学中心の研修
  • 学ぶ目的やゴール、メリットが不明確
  • どのように仕事に活用できるかが不明瞭

つまり、一方的に情報を押しつけ、なぜ学んでいるのかが不明確な研修では、新入社員の集中力が持続しにくくなります。退屈な研修は、退屈だったという記憶しか残らないものです。

2.面白い新入社員研修を行うメリット

面白い新入社員研修を行えば、自社への期待値を上昇させられたり学んだ内容が身につきやすくなったりするメリットがあります。

2-1.コミュニケーションが促進される

新入社員が面白いと感じる研修を行うことができれば、緊張が解けコミュニケーションが促進されるでしょう。同期のつながりが強化されるなど、風通しの良い雰囲気作りにもつながります。

風通しが良好になることで、部署の垣根を超えた報告・連絡・相談も行いやすくなるため業務の効率化も期待できるでしょう。

2-2.業務へのモチベーションが向上する

新入社員の興味を引き付け面白いと感じてもらえる研修を行えば、自社への期待も向上します。その結果、業務へのやる気を刺激できるでしょう。

モチベーションが高い状態で現場に配属された新入社員は、主体的に考え行動するようになります。その結果、自主的に行動する新入社員の姿を見た先輩社員の意識改革につながる可能性も否定できません。

2-3.学習内容が定着しやすくなる

「面白い」「興味深い」などワクワクする研修を開催できれば、学んだことが身につきやすくなります。研修を取り仕切る企業の担当者は、新入社員の心が動くアイデアを取り入れてみましょう。

3.新入社員研修を面白くするためのアイデア

新入社員研修を面白くするためのアイデアを紹介します。自社の研修内容に合わせて下記で紹介する事例を取り入れてみましょう。

3-1.参加型の企画を行う

新入社員研修のカリキュラムの中に、社会人としてのマナーや企業の歴史などを学ぶ座学を取り入れる企業がほとんどでしょう。この際、座学を中心に研修を行うと新入社員が退屈しやすくなります。そこでおすすめなのが、参加型の企画を行うことです。

例えば、講師の話を聞いた後に名刺交換ロールプレイングプロジェクトの企画などを擬似体験できるビジネスゲームなど演習の時間を取り入れると全員参加型のプログラムとなり、記憶に残りやすくなります。

どちらの場合も新入社員を6人程度のグループに分けて演習を行うことをあらかじめ説明しておけば、緊張感を持って講師の話に耳を傾けやすくなるでしょう。

3-2.ゲームを取り入れる

ゲームなどエンタメ要素のある企画を実施するのも、新入社員研修を面白くするアイデアのひとつです。例えば、コミュニケーション能力が身につく人狼ゲームなどがあります。

人狼ゲームとは人狼チームと村人チームに分かれて競うゲームです。村人チームは村人になりすました狼を推理し、人狼は招待を隠しながら村人の議論を引っ掻き回します。コミュニケーションを取りながら進めていくゲームであるため、ビジネスに必要な対話力を磨けるでしょう。

3-3.気づきや新たな知識の習得を提供する

研修では、新入社員の知識欲を刺激できるよう新たな気づきや知識の習得を提供することも重要です。例えば、自社のヒット商品誕生秘話など世間には知られていない歴史を伝えることで、そのストーリーをヒントに仕事に励む新入社員が増える可能性があります。

研修で学んだ内容についてクイズを出すなど、知識の定着率を上げる工夫を施してみましょう。

4.【目的別】新入社員研修を面白くするアイスブレイクのネタ

一般的に企業が新入社員研修を行う目的は、コミュニケーションの促進やビジネスマナーの浸透、企業理念やビジョンの共有に分類できます。以下では目的別に最適なアイスブレイクのネタを紹介するので、参考にしてください。

4-1.コミュニケーションを促進したい場合

新入社員研修で初めて同期と顔合わせとなるケースは少なくありません。コミュニケーションを促進させて新入社員の緊張をほぐすためにも、自己紹介ゲームを開催してみましょう。その際、他の新入社員にお題や質問が書かれたカードを渡し自己紹介を行う社員がお題に沿って回答します。

自己紹介にゲーム要素を付け足すことで、楽しい雰囲気の中コミュニケーションが促進されるでしょう。

4-2.ビジネスマナーを浸透させたい場合

新社会人として身につけておきたいビジネスマナーを浸透させたい場合、グループごとに名刺交換や挨拶、電話対応などのロールプレイングを行うのがおすすめです。同期に見られている状況下で実践することで、良い緊張感を保ちながらビジネスマナーを習得できます。

また研修では、社会人として恥ずかしくない身だしなみを整える重要性を伝えることも大切です。オフィスカジュアルでも良しとしている企業は新入社員に誤解を与えないためにも、NGなコーディネート例をクイズ形式で出題してみましょう。

4-3.企業理念やビジョンを共有したい場合

企業理念やビジョンを共有したい場合、企業の歴史について社員がプレゼンテーションを行った後にクイズ形式で問題を出してみましょう。

グループ対抗戦でクイズ大会を行えば、チームの団結力が高まります。

5.面白い新入社員研修を意義のある内容にするためのポイント

新入社員研修を面白い内容にするためのアイデアを紹介しましたが、ただ楽しいだけで終わってしまっては研修の開催意義が薄れてしまいます。新入社員の興味を引く面白い研修にしつつ、意義のある内容にするためのポイントを解説します。

5-1.ゴール設定を明確にする

新入社員研修のアイデアが決定したら、面白さに囚われすぎていないか熟考しましょう。研修内容を面白くすることは新入社員の自社に対する期待値を向上させるために重要であるものの、面白いだけでは知識欲を満たせません

企画者は新入社員に面白い研修を通して何を学び、何を感じて欲しいのかという目的を明確にしましょう。研修開始前にゴール設定を伝えておけば主体的に学ぶ新入社員の増加が見込めます。

5-2.バランスの取れたプログラムにする

面白さだけでなく学びがあるのか、体験するだけでなく知識の習得はあるのかなどバランスの取れたプログラムか確認しましょう。

例えば座学の後に必ずロールプレイングの時間を設けるなど、知識の習得と実践を同時に行うことで均衡の取れた研修内容になります。

5-3.振り返りを行う

新入社員研修では短い期間の中でさまざまなカリキュラムをこなすため、インプットの時間が少なくなる傾向にあります。学んだ内容をスムーズに業務に活かしてもらうためにも、定期的にリマインドするなど振り返る時間を確保しましょう。

5-4.新入社員同士が交流しやすい環境を提供する

学んだことをすぐに活かせるような環境があってこそ、新入社員研修の開催意義が明確になります。しかし緊張感が漂った環境では、本来のパフォーマンスは発揮されません。

新入社員の中には研修に堅苦しいイメージを抱いている人材がいることも理解した上で、緊張をほぐすためにも新入社員同士が交流しやすい環境作りに注力しましょう。

適宜、新入社員研修を面白くするアイスブレイクのネタを取り入れるのがおすすめです。

5-5.少人数のグループに分ける

参加型のプログラムを行う場合、6名程度のグループを編成しましょう。少人数のグループを編成することでチームビルディングを学ぶきっかけになります。

チームで目標を達成するためにメンバーそれぞれのスキルや能力を最大限に活かすことは、部署に配属されてからも大いに役立つでしょう。

6.面白い新入社員研修を実施してモチベーションを刺激しよう

新入社員の興味や関心を集める面白い研修を開催することは、モチベーションの刺激につながります。感情が動く研修を行うことで学んだ内容が身につきやすくなるほか、実際の業務に期待を寄せる新入社員の増加も期待できるでしょう。

自社に希望を抱く新入社員が増えれば主体的に業務に取り組むようになるため、企業の業績アップにつながる可能性もあります。意義のある研修にするためのポイントやアイスブレイクのネタを参考に、新入社員研修の内容を検討してみましょう。

7.【資料DL】総会で社内活性!開催方法とポイントを解説

社内総会や決起会はメンバーの士気を高めることができるイベントです。総会の目的から企画、運営までを解説した「総会で社内活性!開催方法とポイントを解説」を作成いたしました。ぜひご利用ください。

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総会で社内活性!開催方法とポイントを解説