展示会で集客できるパネルデザインのコツとは?イベント企画会社が解説

競合他社が一度にブースを出展する展示会で、 どのように来場者の興味を引けばいいのだろうかと、困った経験のある担当者も多いのではないでしょうか。
集客できる展示会ブースを作り上げる上でポイントとなるのが、パネルデザインです。
この記事では、パネルデザインの役割から集客できるデザインのコツなどを紹介します。 商品の訴求力を高めるパネルデザインについてもお伝えするので、展示会担当者は必見です。

1.展示会におけるパネルデザインの役割とは?

展示会出展を成功させる上で、自社のブースにどれだけ集客できるかが重要になります。ここではブースで多くの面積を占めるパネルデザインの役割について3通り紹介するので、参考にしてください。

1-1.インパクトや見やすさで来場者の興味・関心を集める

出展ブースの上部に展示するパネルは、展示会来場者の関心を集める役割があります。 ブースの中でも占める割合が大きく、遠くにいる来場者に注意喚起できるのが特徴です。 空間の上部に設置するという特徴を活かすためにも、近場にいる来場者より遠くにいる来場者にアピールする目的で導入されます。

このような役割を理解した上で、展示している商品のキャッチコピーをデザインしましょう。 もしくは来場者の悩みやニーズを解決できるキーワード等をデザインすることで、関心を集めやすくなります。

1-2.立ち寄りたくなるデザインで集客効果を高める

ブース中部に展示するパネルは、展示会来場者にブースへの集客を促す役割があります。 遠くからパネルデザインを発見した来場者に向けて一歩踏み込んだキーワード等をデザインすることで、実際にブースに立ち入ってもらう決定打となるのが特徴です。

商品や展示物の特徴をわかりやすくデザインすることで、ブースへの集客に役立ちます。

1-3.商品を広くアピールする

壁面パネルや机上パネルも、展示会の出展ブースを構成する重要な要素のうちの一つです。

展示物の詳細を記載すれば、実際にブースに立ち入ってくれた見込み顧客に商品の利点をアピールできます。 また、来場者に商品の説明をする際など営業活動に役立つツールとしても活用可能です。

2.訴求力が高まる展示会のパネルデザインとは?

集客できる展示会のパネルを作るためには、おしゃれなデザインにするだけでなく訴求力のあるデザインに仕上げることも重要です。

ここでは、来場者の集客を促す訴求力があるパネルデザインのコツをお伝えします。

2-1.来場者が知りたいことをデザインする

パネルには来場者が知りたい情報をデザインすると、訴求力が高まるためおすすめです。

よくある残念な展示会のパネルに関する事例として、出展企業が言いたいこと、提案したいことで埋め尽くされたデザインがあります。 来場者の視点に立って、何を知りたいのかどういった情報を得るために展示会に足を運んでいるのか想像することが重要です。

知りたい情報がデザインされたパネルを見かけたら、その企業のブースに立ち寄ってみようと思う来場者は多いでしょう。

2-2.パネル以外の要素との兼ね合いを考える

展示会のブースにはカタログや展示している商品、映像などパネル以外にもさまざまな構成要素があります。 それぞれの要素に求められる役割を理解した上で、パネルにデザインすべき情報とは何なのか検討しましょう。

パネルデザインで来場者の興味を引き、ブースへ誘導。 その後ブース内に設置したカタログで営業活動を行うなど、見込み顧客へのアプローチ方法を検討します。 その際、展示会のブースを構成するパネルやキャッチコピー、カタログなどを統一性のあるメッセージとデザインにすることが訴求力を高めるポイントです。

2-3.遠くから見た場合のデザインを意識する

展示会場は広く、多くの企業出展しています。その中で自社ブースに立ち寄ってもらうためには、遠くから見た場合にどう見えるかを意識したデザインが重要です。

例えば看板では企業カラーを全面に打ち出したものにしたり、企業のイメージキャラクターのデザインを大きく載せたりなど、展示会場の入り口からの導線からどのように自社ブースが見えるかを確認しましょう。

3.展示会のパネルデザインで避けるべき注意点 

展示会に設置する要素が企業や商品のイメージを左右するため、おしゃれなパネルのデザインにしたいと考える担当者も多いでしょう。しかし、あれこれと手を加えすぎてしまえば、たちまちデザイン性が損なわれてしまいます。 

最適なデザインをするために気をつけるべきポイントを紹介します。 

3-1.目立つだけの内容が伝わらないデザイン

展示会のブースデザインでよくある間違いの一つは、目立ちすぎて内容が伝わらないデザインです。輝くネオンライトや動きのあるデジタルディスプレイなど、目を引く要素は重要ですが、それだけに頼ってしまうと、ブースに何が展示されているのか、来場者に伝わりにくくなります。

デザインは、ブランドのメッセージや製品の特徴を明確に伝える手段であるべきです。そのため、視覚的に魅力的であると同時に、情報の伝達も考慮したデザインを意識しましょう。

3-2.来場者の求める情報を無視した一方的な企業情報の発信

展示会のブースでしばしば見受けられるのが、来場者が実際に求めている情報を提供せず、一方的に企業情報を押し出すデザインです。

例えば、企業の歴史や達成した成果などを大々的に展示しても、来場者が具体的な製品やサービスの情報を求めている場合、彼らの期待に応えることはできません。ブースデザインは、来場者のニーズや関心に応じて情報を提供するよう心掛けるべきです。

来場者がどんな問題を解決しようとしているのか、またはどんな興味を持っているのかを理解し、それに基づいた情報を提供することが重要です。

3-3.企業イメージにあっていないデザイン

展示会のブースデザインを計画する際には、そのデザインが企業のブランドイメージや価値観と一致しているかを確認することが不可欠です。

たとえデザインが目を引くものであっても、それが企業のイメージや市場でのポジショニングと合致していなければ、来場者に誤ったメッセージを送ることになりかねません。

企業のイメージと一致したブースデザインは、ブランドの一貫性を保ち、信頼性を向上させる上で大きな役割を果たします。デザインを選ぶ際は、企業のアイデンティティや目指すべき方向性を常に念頭に置きましょう。

展示会ブース

4.展示会のパネルデザインの例

展示会に出展するのであれば、少しでも多くの来場者をブース内に呼び込みたいのではないでしょうか。

ここでは集客できる展示会のパネルデザイン例を紹介します。 3通りの例をお伝えするので、展示会の集客に悩む企業は参考にしてください。

4-1.課題を提案し共感を集めるパネルデザイン

展示会の来場者が抱える課題をパネルに記載して共感を集めるデザインがあります。 あらかじめ来場者が抱えているであろう悩みを細かくリストアップしましょう。

その中でも展示会の出展趣旨に沿った悩みを選び、パネルにデザインします。 課題を提案して共感を集めることで、特定の悩みに対するニーズを満たした商品だとアピール可能です。

4-2.事例を紹介し権威性を高めるパネルデザイン

とある企業の例をパネルにデザインし紹介することで、商品や展示物の購入メリットがわかるようになります。

事例を紹介することで、実際に売れている商品だとわかる購入後や導入後の活用事例が具体的にわかるなど、 信頼や権威性の獲得にもつながるでしょう。

パネルで事例を紹介する際、企業が抱えていた悩みと解決策をストーリー仕立てで紹介するのがおすすめです。

4-3.ペルソナを設定しターゲットを選定するパネルデザイン

ニッチな商品をプロモーションしたい場合、ペルソナを設定したパネルデザインがおすすめです。

ペルソナとは架空のユーザー像のことで、性別や社内での役職、悩みなどを細かく設定します。 展示会の来場者と一致するペルソナを設定できれば、ブースへの訪問者獲得につながるでしょう。

なおわかりやすいペルソナを設定することで、出展企業が欲しいターゲットを集められる可能性が高まります。

5.トーガシの展示会パネルデザイン実績

ここでは、トーガシが展示会のパネルデザインに携わった実績を紹介します。

5-1.FUDGE Magazine 2002-2022 Archives

2022年9月に​女性ファッション誌『FUDGE』創刊20周年記念イベントが開催されました。 ファッションに敏感な大人の女性が集まるイベントであることを意識し、これまでに発売された231冊に及ぶ表紙の見せ方にこだわった展示を実施。 来場者から当時の思い出を振り返るような声も聞こえたと感想をいただくなど、FUDGE創刊20周年にふさわしいイベントとなりました。

5-2.第2回 外国人留学生エキスポ

2022年7月に開催された「第2回 外国人留学生エキスポ」では、イベントの核となるビジュアルからパネルデザインまでを担当しました。外国人留学生のお悩み解決、国際交流という2軸を実現するためにわかりやすいパネルデザインを制作。 2023年夏に第3回となる開催が決定するなど、ご好評いただいております。

5-3.マイナビ就職EXPO

2021年3月に開催された「マイナビ就職EXPO」では、説明会やセミナーの案内パネルなどパネルデザインをトーガシが担当しました。 コロナ禍での就職イベントということもあり、感染症対策も実施。 椅子を配置する間隔を空ける、透明シートを設置するなど、参加企業と就活生の双方が安心して来場できるイベント作りを心がけました。

6.展示会のパネルデザインにお悩みならトーガシにご相談を

株式会社トーガシは展示会の開催や出展において、発生する全ての業務をトータルサポート可能です。 企画、提案、サポート、パネルデザイン、会場設営、運営、など、企画の立ち上げから運営まで総合的に展示会を成功させるサポートを得意としております。 展示会の開催や出展などイベントを総合的にプロデュースしているトーガシは、展示会のパネルデザインに関するご相談も受け付けております。 「イメージに合うパネルデザインを提案してほしい」 「パネルデザインの設置までお願いしたい」 など、さまざまなご要望を受付中です。 イベントマーケティングを得意とするトーガシの視点で、最適なパネルデザインをご提案させていただきます。「まずは見積もりだけでも知りたい」という場合も、お気軽にお問い合わせください。

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