オンラインイベントの集客方法11選を有料・無料それぞれで解説

この記事では、イベントの集客を成功させるための有料・無料それぞれの施策のポイントについて紹介します。2020年に新型コロナウイルスが流行したことを受けて、企業や団体のイベント開催の形もオンラインとオフラインのハイブリッドなど、多種多様に変化してきています。SNSやWEB広告などのオンライン施策、チラシなどの従来の施策なども解説します。効果的な集客を実施し、イベントを成功させましょう!

1.オンラインイベントの集客方法は?

イベントの開催方法が、リアルだけではなくオンラインでのイベントや、オン・オフ同時に開催するハイブリットイベントなど多種多様に細分化された昨今、オンラインでの集客方法や手法、ツールなど選択肢が大幅に増えました。それぞれの特性や向き、不向きも含め見ていきましょう。

1-1.【無料】での集客施策

まずは、無料で行える集客方法を紹介します。予算をかけずに自社のリソースで実施したい場合は、これらの施策を検討しましょう。

①自社ホームページでのニュースリリース

ホームページへ流入した多くのユーザーが、ニュースを確認します。定期的にニュースを更新することによって、活動状況もアピールすることができるのでイベント開催の際は必ず行うようにしましょう。また、SEO対策などをして一定数の流入をキープして多くの人に見てもらうように、常日頃から対策をすることが重要です。

②自社SNSを利用

自社でSNSを運用しているのであれば使わない手はないでしょう。多くの人が利用するようになったSNSは誰でも簡単に発信することができるため、情報はいち早く伝わります。拡散力を持っていることもあり、興味がなかった人に対しても情報を拡散することができるツールです。同じSNSといっても種類によって特徴は異なり、顧客層にも違いがあります。

SNSでは、投稿した内容がどれだけ反響を呼んでいるのか、閲覧数や「いいね!」の数などを確認することで把握できます。どれだけ注目を集めたのかデータを取っておくことで効果の測定が可能です。これらのデータを基にして、うまくいかなかった部分は改善するなど、今後のイベント開催時の集客方法にも活かせます。

③既存顧客への電話・メールでの告知連絡

既存のアカウントは関係性が既に構築されているので、声もかけやすく告知に対しての反応も見やすいので有効な施策と言えるでしょう。日々の業務の中で、セグメントで分けた顧客リードの管理をしておけば、どのイベントに親和性があるかなどを把握しやすくなり、告知しやすくなります。

④プレイベントを生配信する

イベントの準備を自社サイトやSNSで発信することでイベントまでのワクワク感をターゲットに共有できます。準備段階でイベントの内容を出しすぎてイベントへの来場の必要性を削いでしまったり、見せるべきでない準備段階を配信しないよう注意しましょう。

⑤他のイベントでゲストスピーカーとして登壇する

別のイベントで自身のイベントの告知を行います。自身のイベントに近しいイベントでの告知が出来れば顧客の流入が期待できます。出演のためにはコネクションと開催者自身に説得力のある肩書や経験が必要になるのと、場にそぐわない発言や態度があった場合マイナスプロモーションになる危険性も考慮して実施しましょう。

⑥ポータルサイトに掲載する

能動的にサイトを閲覧しているユーザーが多いため、ターゲット層への広告効果が期待できます。サイトによっては有料での掲載になる場合もあるので注意しましょう。また掲載できる情報量に制限がある場合が多いため、多くあるイベント情報の中に埋もれないための工夫が必要です。

1-2.【有料】での集客施策

集客施策に対して予算を取っている場合は、その予算に合う施策を進めます。

ホームページニュースのイメージ

①動画広告(YouTube広告、等)

インターネット上で行う広告として、最もホットな方法として注目されているのが動画広告です。YouTube広告のような基本的に短い動画をイメージするとわかりやすいでしょう。空いた時間にYouTubeを見て楽しむ人や、自分でYouTubeに動画をアップする人も増えているなど、YouTubeは日常生活のなかで当たり前にあるものになりつつあります。そのような生活に根付いた媒体である動画を広告に使うことで、多くの人に対して一気に認知してもらえる点がメリットです。

従来のようにテレビでCMを流す広告では、かなりのコストがかかることも覚悟しなければなりません。一方で、インターネットを通して動画広告を配信する方法は圧倒的に安く済むこともメリットのひとつです。また、動画広告ではテレビCMなど、ほかの方法に比べてターゲットを絞った集客をかけることもできます。

②リスティング広告(Google広告・Yahoo広告、等)

YouTubeと同様に、インターネット利用者を効果的に集客できる方法としてリスティング広告も挙げられます。リスティング広告は、インターネット上で検索行動をとる人に向けて、広告を配信する手段です。広告は、その人が検索をかけたキーワードに基づいて適したものが配信されるため、自社の業務に関連のある分野に興味のある人を効果的に集めることができます。

たとえば「神奈川 花屋」というキーワードで検索した人は、花を購入したいと思い、神奈川県でどこかいい花屋がないかと考えて検索したはずです。顧客になり得る人に対して神奈川県の花屋の広告が表示されれば、その店舗で花を購入してくれる可能性は高まります。

リスティング広告では、自社のビジネスモデルや関連する検索ワードをうまく選定すれば、効果的にアプローチして集客につなげることが可能です。配信する地域や日時を細かく決めることで無駄な広告を打たずに済み、費用対効果も高い方法だといわれています。

デメリットとして挙げられるのが、狙うキーワードによってはCPC(クリック単価)が高くなる可能性があり、予算を超える可能性があります。

③SNS広告(Twitter広告・Instagram広告、等)

SNS広告は、上記のリスティング広告と同じ「運用型広告」で、表示された回数やクリック数で金額が変わってきます。利用者数が多いSNSは「Twitter、Facebook、Instagram、LINE」となっており、その他にTikTokやLinkedinなどがあります。

それぞれ特性があり、例えばFacebookやLinkedinは「BtoB」向きであったり、instagramは「ビジュアル重視の企画や女性」向き、Twitterは「バズる」などと言われるリツイートなどでの「拡散性」が高いなどがあります。開催するイベントのターゲットとする顧客層を踏まえ、利用するSNSを選択するのも効果的に集客するための戦略です。

④プレスリリース(PRタイムス・PRワイヤー、等)

プレスリリースは文字通り「プレス=報道関係者向け」になりますが、最近では敷居が下がり気軽に利用できるようになっています。企業が新しい取り組みやサービス、イベント開催などのニュースを展開します。もちろん各業界のメディアに取り上げられたり、話題になりそうな記事は取材が来ることもあるでしょう。広告との違いは、一度打てば半永久的に公開されるところでしょう。※下記参考リンク

https://www.tohgashi.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/02/PRTIMES03.jpg

⑤集客力のあるゲストをアサインする

旬の著名人をアサインすることが出来ればイベントの注目度が向上します。著名人自身のSNSの発信やメディアへの出演で宣伝効果も期待出来ます。著名人をゲストに呼ぶ場合、イベントに適したゲストを選出することが重要です。イベントの趣旨に沿わないゲストの場合「集客は出来たがターゲット層が全く来場しなかった」という事態を招きかねません。

2.オンラインイベントでの集客を成功させるポイント

ここまでイベントを開催するにあたってどのような集客方法があるのかを説明してきました。では、実際に集客を成功させるためにはどのようなことを意識すればいいのでしょうか。この段落ではオンラインイベントで集客を成功させるために考えておくべきポイントについて、4点詳しく紹介します。

成功のポイント

2-1.イベントの目的とターゲットを明確にする

オフラインイベントを計画する際と同様に、オンラインイベントにおいても企画の段階からイベントの目的とターゲット層を明確にしておくことが大事なポイントのひとつです。目的やターゲットを絞っておかなければ、そもそもイベントを開催する意義自体が不明瞭になり、結局誰の心にも刺さらないイベントになりかねません。

ターゲット層に設定する人たちに向け、そのイベントのコンセプトやどのような価値を提供できるのかを明確にしておくことが重要です。イベントに参加することによって何が得られるのか、参加することによって自分の生活に変化することがあるのかなど、参加者が具体的にイメージできるように伝える必要もあります。

年々イベントの種類も豊富になり、たとえ主催者側が力を入れているイベントであっても、自分にとって参加する意義を見出せないものにはなかなか参加してくれません。参加して良かったと思っていただくには何が必要なのか、ベネフィットも考えておきましょう。

2-2.開催日時を工夫する

イベントの目的や内容、ターゲット層を明確にしたら、次はターゲット層が参加しやすい日時や時間帯に開催日時を設定することが重要です。もしビジネスマン向けのイベントを開催するのに開催日時が平日の昼間ならば、仕事の時間を調整しなければ参加できない人も多いのではないでしょうか。その逆に、小学生の子どもがいるママ向けのイベントなら、子どもが学校に行っている平日の昼間のほうが参加しやすいかもしれません。

開催日時をターゲット層のライフスタイルに合わせるように工夫すれば参加者の負担が減り、イベントへの参加に対して心理的なハードルを下げることにつながります。過去に同様のターゲット層に対して開催したイベントがあるならば、参加率などを分析することで人の集まりやすい日時を見出すことができるでしょう。効果的に集客するためには、ターゲット層が集まりやすい日時を指定することが大事です。

2-3.申し込みフォームは簡易なものにする

集客の失敗で何よりもったいないのが「申し込みフォームでの離脱」です。せっかく参加の意思があるのに申し込みが面倒、何をしたらよいのかわからない、という理由で客足を遠ざけないよう注意を払いましょう。

申し込みフォーム作成のポイントは、分かりやすく、簡易であること。項目が多すぎるとストレスになってしまいます。目安は「とりあえず申し込んでみよう」というアクションが起こせるくらいの分量です。

2-4.開催後のアンケートを実施する

イベントを開催したら、必ずアンケートを実施するようにしましょうそのイベントをどのようなルートで知ったのか、イベントの内容にはどのくらい満足したのかなどを把握することによって、次にイベントを開催する際の集客に活かすことができます。メルマガを配信しているのなら開封率がどのくらいか、SNSでの反響がどのくらいあったのかなど、イベントの反響をリサーチすることも大事です。

さまざまなチャネルを横断しながらイベントの反響を確認し、アンケートを実施するのと同様に次回のイベント開催に役立つデータを集めておくようにしましょう。ただイベントを開催すればいいという姿勢ではなく、最終的にイベントの結果を数値として確認して振り返る姿勢を持つことで、次回の効果的な集客につながります。

3.効果的な集客でオンラインイベントを盛り上げよう

さまざまな集客方法を解説しましたが、オンラインイベントの種類や目的、ターゲットによって集客方法や施策が変わってきますし、必要な予算や期間も違ってくるので計画的に考え効果的な施策を打つことが肝心です。

また、集客や広告の効果はとても見づらく感じにくいものです。図るべき指標をチームで共有し、スコアリングできると費用対効果など見やすくなるでしょう。

3-1.さらにイベントを盛り上げるならハイブリッド開催もおすすめ

オンラインイベントの増加について「リアルイベントを開催できなかったから」という側面は間違いなくあります。その一方で、配信サービスの発展は「遠隔でもイベントを体感できる」というメリットを生み出しました。リアルイベントを開きながらオンラインでの配信も行う「ハイブリッドイベント」は、イベントの新しい形といえます。オンラインイベントが主体の場合でも、参加者が集まる会場を設けると配信の臨場感やイベントの盛り上がりはさらに高まるでしょう。

4.効果的な集客のために専門家に依頼

イベントを開催する際の集客方法について理解することができたでしょうか。イベントを成功に導くためには、いかに効果的な集客を行うかが大事です。イベントの内容やターゲット層なども考慮し、さまざまな方法を模索しながら集客を考えていかなければなりません

多くの参加者を獲得し、イベントを成功させるためには、イベントのトータルサポートを行っているプロの力を借りるのもひとつの方法です。トーガシならイベント制作「60年」の知見を活かして「最適な開催方法のご提案」から総合的にサポートさせていただきます。ぜひご相談ください。オンラインイベントの開催を計画しているのなら、ぜひ株式会社トーガシへご相談ください。

5.【資料DL】「SNS/リスティング広告 費用相場の早見表」無料ダウンロード

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