オンラインイベントの集客方法は?成功させるポイントなど徹底解説

この記事では、オンラインイベントの集客を成功させるための有料・無料それぞれの施策のポイントについて紹介します。2020年に新型コロナウイルスが流行したことを受けて、企業や団体のイベントもオンラインでの開催が増え、その集客方法が注目されています。オンラインイベントは、会場のキャパシティに関係なく参加者を集められるうえに会場費もかからないなど、メリットの多さが魅力です。効果的な集客を実施し、イベントを成功させましょう!
目次
1.オンラインイベントの集客方法は?
イベントの開催方法が、リアルからオンラインに、もしくはオン・オフ同時に開催するハイブリットイベントが主流になった昨今、オンラインでの集客方法や手法、ツールなどの親和性が増し選択肢が大幅に増えました。それぞれの特性や向き、不向きも含め見ていきましょう。
1-1.【有料】での集客施策
集客施策に対して予算を取っている場合は、その予算に合う施策を進めます。
①動画広告(Youtube広告、等)
インターネット上で行う広告として、最もホットな方法として注目されているのが動画広告です。YouTube広告のような基本的に短い動画をイメージするとわかりやすいでしょう。空いた時間にYouTubeを見て楽しむ人や、自分でもYouTubeに動画をアップする人も増えているなど、YouTubeは日常生活のなかで当たり前にあるものになりつつあります。そのような生活に根付いた媒体である動画を広告に使うことで、多くの人に対して一気に認知してもらえる点がメリットです。
従来のようにテレビでCMを流す広告では、かなりのコストがかかることも覚悟しなければなりません。一方で、インターネットを通して動画広告を配信する方法は圧倒的に安く済むこともメリットのひとつです。また、動画広告ではテレビCMなど、ほかの方法に比べてターゲットを絞った集客をかけることもできます。
②リスティング広告(Google広告・Yahoo広告、等)
YouTubeと同様に、インターネット利用者を効果的に集客できる方法としてリスティング広告も挙げられます。リスティング広告は、インターネット上で検索行動をとる人に向けて、広告を配信する手段です。広告は、その人が検索をかけたキーワードに基づいて適したものが配信されるため、自社の業務に関連のある分野に興味のある人を効果的に集めることができます。
たとえば「神奈川 花屋」というキーワードで検索した人は、花を購入したいと思い、神奈川県でどこかいい花屋がないかと考えて検索したはずです。顧客になり得る人に対して神奈川県の花屋の広告が表示されれば、その店舗で花を購入してくれる可能性は高まります。
リスティング広告では、自社のビジネスモデルや関連する検索ワードをうまく選定すれば、効果的にアプローチして集客につなげることが可能です。配信する地域や日時を細かく決めることで無駄な広告を打たずに済み、費用対効果も高い方法だといわれています。
デメリットとして挙げられるのが、狙うキーワードによってはCPC(クリック単価)が高くなる可能性があり、予算を超える可能性があります。
③SNS広告(Twitter広告・Instagram広告、等)
SNS広告は、上記のリスティング広告と同じ「運用型広告」で表示された回数やクリック数で金額が変わってきます。利用者数が多いSNSは「Twitter、Facebook、Instagram、LINE」となっており、その他にTikTokやLinkedinなどがあります。
それぞれ特性があり、例えばFacebookやLinkedinは「BtoB」向きであったり、instagramは「ビジュアル重視の企画や女性」向き、Twitterは「バズる」などと言われるリツイートなどでの「拡散性」が高いなどがあります。開催するイベントのターゲットとする顧客層を踏まえ、利用するSNSを選択するのも効果的に集客するための戦略です
④プレスリリース(PRタイムス・PRワイヤー、等)
プレスリリースは文字通り「プレス=報道関係者向け」になりますが、最近では敷居が下がり気軽に利用できるようになっています。企業が新しい取り組みやサービス、イベント開催などのニュースを展開します。もちろん各業界のメディアに取り上げられたり、話題になりそうな記事は取材が来ることもあるでしょう。広告との違いは、一度打てば半永久的に公開されるところでしょう。※下記参考リンク
https://www.tohgashi.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/02/PRTIMES03.jpg1-2.【無料】での集客施策
なるべく予算をかけずに自社のリソースで実施したい場合は、これらの施策を検討しましょう。
①自社ホームページでのニュースリリース
ホームページへ流入した多くのユーザーが、ニュースを確認します。定期的にニュースを更新することによって、活動状況もアピールすることができるのでイベント開催の際は必ず行うようにしましょう。また、SEO対策などをして一定数の流入をキープして多くの人に見てもらうように、常日頃から対策をすることが重要です。
②自社SNSを利用
自社でSNSを運用しているのであれば使わない手はないでしょう。多くの人が利用するようになったSNSは誰でも簡単に発信することができるため、情報はいち早く伝わります。拡散力を持っていることもあり、興味がなかった人に対しても情報を拡散することができるツールです。同じSNSといっても種類によって特徴は異なり、顧客層にも違いがあります。
SNSでは、投稿した内容がどれだけ反響を呼んでいるのか、閲覧数や「いいね!」の数などを確認することで把握できます。どれだけ注目を集めたのかデータを取っておくことで効果の測定が可能です。これらのデータを基にして、うまくいかなかった部分は改善するなど、今後のイベント開催時の集客方法にも活かせます。
③既存顧客への電話・メールでの告知連絡
既存のアカウントは関係性が既に構築されているので、声もかけやすく告知に対しての反応も見やすいので有効な施策と言えるでしょう。日々の業務の中で、セグメントで分けた顧客リードの管理をしておけば、どのイベントに親和性があるかなどを把握しやすくなり、告知しやすくなります。
2.従来の集客でオンラインに活かせる手法は?
従来のようなインターネットを使わないオフイベントでよく使われてきた集客方法のなかにも、オンラインイベントで同じように活用できるケースもあります。
2-1.口コミ
オフラインイベントだけに限ったことではなく、新しい商品が販売されたときや新しい店舗が開店したときなど、先行して経験した人の生の声は、まだ経験していない人にとって貴重な意見になります。口コミという人脈を駆使した拡散方法は、オフラインイベントの情報を広める際にも活かすことが可能です。重要なのは「ひとに勧めたくなるイベント」でなければいけません。
2-2.DM・ポスティング
そして、もうひとつの方法がチラシなどのDM送付やポスティングです。オフラインイベントでの集客方法として多く使われてきた手法であり、オンラインイベントにも活用できます。目立つ写真やわかりやすいキャッチフレーズなど、一目でどのようなイベントなのかをはっきり把握できるデザインのチラシにすることで、視覚的な効果を発揮します。とくに、地域に根差したイベントの集客については、ターゲット層を絞った広告配布が可能な方法です。マーケティング次第では、オンラインイベントに関しても大きな集客が期待できます。イベントのQRコードを付けるなどの工夫も効果的でしょう。
3.オンラインイベントでの集客を成功させるポイント
ここまでオンラインイベントを開催するにあたってどのような集客方法があるのかを説明してきました。では、実際に集客を成功させるためにはどのようなことを意識すればいいのでしょうか。この段落ではオンラインイベントで集客を成功させるために考えておくべきポイントについて、3点詳しく紹介します。
3-1.イベントの目的とターゲットを明確にする
オフラインイベントを計画する際と同様に、オンラインイベントにおいても企画の段階からイベントの目的とターゲット層を明確にしておくことが大事なポイントのひとつです。目的やターゲットを絞っておかなければ、そもそもイベントを開催する意義自体が不明瞭になり、結局誰の心にも刺さらないイベントになりかねません。
ターゲット層に設定する人たちに向け、そのイベントのコンセプトやどのような価値を提供できるのかを明確にしておくことが重要です。イベントに参加することによって何が得られるのか、参加することによって自分の生活に変化することがあるのかなど、参加者が具体的にイメージできるように伝える必要もあります。
年々イベントの種類も豊富になり、たとえ主催者側が力を入れているイベントであっても、自分にとって参加する意義を見出せないものにはなかなか参加してくれません。集客するためには、自分に合っているとターゲット層に捉えてもらう必要があるため、時間はかかるかもしれませんが、イベントの目的とターゲット層を明確にすることには力を入れましょう。
3-2.開催日時を工夫する
イベントの目的や内容、ターゲット層を明確にしたら、次はターゲット層が参加しやすい日時や時間帯に開催日時を設定することが重要です。もしビジネスマン向けのイベントを開催するのに開催日時が平日の昼間ならば、仕事の時間を調整しなければ参加できない人も多いのではないでしょうか。その逆に、小学生の子どもがいるママ向けのイベントなら、子どもが学校に行っている平日の昼間のほうが参加しやすいかもしれません。
開催日時をターゲット層のライフスタイルに合わせるように工夫すれば参加者の負担が減り、イベントへの参加に対して心理的なハードルを下げることにつながります。過去に同様のターゲット層に対して開催したイベントがあるならば、参加率などを分析することで人の集まりやすい日時を見出すことができるでしょう。効果的に集客するためには、ターゲット層が集まりやすい日時を指定することが大事です。
3-3.開催後のアンケートを実施する
オンラインイベントを開催したら、必ずアンケートを実施するようにしましょう。そのイベントをどのようなルートで知ったのか、イベントの内容にはどのくらい満足したのかなどを把握することによって、次にイベントを開催する際の集客に活かすことができます。メルマガを配信しているのなら開封率がどのくらいか、SNSでの反響がどのくらいあったのかなど、イベントの反響をリサーチすることも大事です。
さまざまなチャネルを横断しながらイベントの反響を確認し、アンケートを実施するのと同様に次回のイベント開催に役立つデータを集めておくようにしましょう。ただイベントを開催すればいいという姿勢ではなく、最終的にイベントの結果を数値として確認して振り返る姿勢を持つことで、次回の効果的な集客につながります。
4.オンラインイベントのメリットを考えて集客施策を
オンライン展示会の大きなメリットは、オフライン開催に比較してコストが低く抑えられることでしょう。オフラインの展示会では、ブースのデザイン費や施工費、音響、照明、映像機材費とそれらの運搬に費用がかかります。また、スタッフや説明員は出展規模に相応の人数が必要になり、人件費は開催日数を乗じた金額になります。
さらに、配布用のチラシやパンフレット、ノベルティも大量に用意することになるため、印刷費や運搬費が必要です。ほかにも、ブース関係者の交通費、食費、廃棄物処理費など細々とした経費を見込んでおかねばならず、トータルでの出展費用はかなり高額になります。オンライン展示会であれば、これらのコストがかかりません。そのため、その分の費用をより多くの人に見てもらうためのPRや告知に回せるようになります。
5.効果的な集客のために専門家に依頼
オンラインイベントを開催する際の集客方法について理解することができたでしょうか。オンラインイベントを成功に導くためには、いかに効果的な集客を行うかが大事です。イベントの内容やターゲット層なども考慮し、さまざまな方法を模索しながら集客を考えていかなければなりません。
多くの参加者を獲得し、イベントを成功させるためには、イベントのトータルサポートを行っているプロの力を借りるのもひとつの方法です。トーガシならイベント制作「55年」の知見を活かして「最適な開催方法のご提案」から総合的にサポートさせていただきます。ぜひご相談ください。オンラインイベントの開催を計画しているのなら、ぜひ株式会社トーガシを利用してみてください。
6.【資料DL】「SNS/リスティング広告 費用相場の早見表」無料ダウンロード
広告やイベントの宣伝などの集客施策でSNSやリスティングは避けては通れません。ですが、なかなか比較できないものです。そこで「SNS/リスティング広告 費用相場の早見表」と題して、ホワイトペーパーを作成いたしました。下記のフォームへ入力後ダウンロード可能となります。ぜひご利用ください。
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